もしものことがあった時、亡くなった方の身の回りの物(日用品や想い出の品等)を丁寧に整理・分別し、お家を片付けることを遺品整理といいます。
お通夜・お葬式で手一杯になり、つい手つかずになってしまうこの遺品整理。
一体どの位掛かるんだろうか?
経験したことのないだけに、不安になる方も多いのではないでしょうか?
今日は、遺品整理の中でも気になる方が多い「費用」について、ご紹介します。
【遺品整理の始め方】
遺品といいますと、故人の身の回りのものということになりますが、実は元気なうちから少しずつ整理しておくことができます。
それが生前整理です。
ご家族と一緒に取っておく想い出品の仕分け、使わなくなった大型家電の廃棄等、事前に周辺環境を整理しておくことで、今をより良く生きていく準備になります。また、もしもの時の費用もぐっと抑えることができます。
大事な方がお亡くなりになった後の遺品整理では、まず遺言書の有無と内容をお伺いし、故人の意思に関する記載を確認します。法的に有効をされる記載があれば、その通りにするためです。
次に残すもの・整理するものに分別します。この際、整理をする整理品が少ない場合は、費用も低くなります。
【費用の決め方】
遺品整理の費用は、以下で決まります。
『整理する遺品の量×作業の人数』
買取できる遺品がある場合は、料金から差し引かれます。また、作業をする曜日や周辺とお部屋の環境(エレベータの有無や、駐車場の有無等)でも多少変動があります。
お部屋の広さや部屋数は、おおよその目安になりますが、同じお部屋の広さでも遺品の量が多い場合は、作業時間・作業人数やトラックの数などが変わるために、料金は上がります。
【お見積りに含まれるもの】
遺品整理業者さんに依頼した場合、整理業者はどこまで提供できるのでしょうか?
各業者によって多少の違いはありますが、基本的には以下項目が提供内容になります。
- 遺品の仕分け(残すものと整理品の仕分け)
- 遺品整理(整理)と買取り遺品整理(整理)
- 貴重品の探索
- 後片付け(清掃)
ここに各業者毎のオプション(別料金)が追加されます
オプションには、以下のようなものが挙げられます。
- 特殊清掃
- 遺品のお焚き上げ
- 形見分けの梱包など
基本料金はどこまで、オプションにはどのようなものが
あるか、見積りで確認することが大切です。
【費用を抑えるコツ】
初めてのことで料金の想像がつかないこともある遺品整理少しでも費用を抑えることは出来るのでしょうか?
前述の通り、遺品整理の費用は、「整理する遺品の量×作業の人数」で決まります。
つまりは、整理する荷物量が少なくなれば、それだけ時間も人数も少なくて済み、費用を抑えることに繋がります。
そのためにはまず、整理する寝具類(布団類)を事前整理しておくことをお奨めします。
整理予定の布団類は体積もかさばり仕分けの必要がないため、事前に整理をしておくことで、
遺品量をぐっと減らすことができます
【まとめ】
大切な方や身近の方が亡くなり、やるべき事がたくさんある時は、遺品整理を専門業者に依頼することが増えてきます。
気になる費用部分をクリアにして、故人との想い出の品や大切にしていたものを、後悔することなく整理してほしいと思います。
不明な点やご質問などは、いつでもお気軽にお問合せください。